【秋季企画展】日向伊東氏と都於郡城跡

西都市歴史民俗資料館の令和5年度 秋季企画展として『日向伊東氏と都於郡城跡』が開催されます。

関東より日向国に下向した伊東氏が、南北朝～戦国時代末（14世紀前半～16世紀後半）にかけて本拠地とした都於郡城は、「群郭式城郭」という南九州特有の山城形態をとる城です。

その構造は、大規模な火山噴火に伴う火山灰等が厚く堆積した地質を利用し、巨大な空堀を掘削することで、5つの独立した曲輪を形成しています。さらに、曲輪上に土塁を構築し、自然段丘崖の高低差を利用することで、より固い守りを備えた城となっております。

本企画展では、伊東家の歴史を記した『日向記』による記述や、当史跡の発掘調査による成果を基に、都於郡城跡の構造や伊東氏の歴史についての解説や展示を行います。ぜひ、本企画展をご覧になり、南九州でしか見られない山城の魅力に触れてください！　皆様のご来館をお待ちしています。

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◆関連リンク
・西都市ホームページ：西都市歴史民俗資料館について

◆開催日程　2023年9月20日（水）～11月12日（日）
◆休館日　　毎週月曜、国民の休日（祝日が月曜の場合、翌火曜も休館）
◆開館時間　9：00～17：00（最終入館 16：30）
◆開催場所　西都市歴史民俗資料館（西都市大字妻1241-1）
◆入館料　　無料

◆主な展示内容
・伊東氏の日向下向と都於郡城
・日向伊東氏略系図
・都於郡城跡の構造（五城郭 空撮写真）
・日向伊東氏の領国形成過程
・都於郡城跡の縄張図
・群郭式城郭と丘陵立地形城郭
・発掘調査からみた都於郡城跡
・出土遺物からみた都於郡城跡
・都於郡台地の城と寺院
・要塞としての都於郡台地
・伊東氏豊後落ち敗走路図
・市内の山城配置