【秋のロビー展】維新に散った非命の士 雲井龍雄

宮崎市安井息軒記念館で、秋のロビー展『維新に散った非命の士 雲井龍雄』が開催されます。

三計塾の門を叩いた米沢藩士・雲井龍雄は、そこで生涯の師・安井息軒と出会います。師は彼の人間性と才能を愛します。師事したのは約1年。この間、三計塾の門下生と交わる中で、彼は時勢への関心を強くしていきます。

奥羽越列藩同盟において檄文「討薩檄」を起草し、新政府では、集議院寄宿生をわずか1か月で辞めさせられ、痛烈に政府を批判した漢詩を残して下野しました。その後、反逆罪で斬首され、その首は、小塚原の刑場にさらされました。

卓越した詩才を持ち、理想の国家を目指して己の正義を貫き通した彼は、薩長専横の政治に異を唱え、時代の激流の中で26歳の若き命を散らします。開明的で柔軟な頭脳を持ちながら熱く時代を駆け抜けていった雲井龍雄の短い生涯を探ります。皆様のご来館をお待ちしています。

★チラシのダウンロードが可能です
・秋のロビー展案内：ダウンロード
・令和6年度 年間スケジュール：ダウンロード

◆関連リンク
・安井息軒記念館ホームページ
・安井息軒記念館Instagram

◆開催日程　2024年9月1日（日）～11月3日（日･祝）
◆休館日　　毎週月曜（祝日の場合は開館）、祝日の翌日（土日を除く）
◆開館時間　9：00～16：30（最終入館 16：00）
◆開催場所　宮崎市安井息軒記念館
◆入館料　　無料

◆主な展示史料
・「討薩檄」（米沢市上杉博物館）
・「将辞三計塾賦以呈息軒先生梧下」（米沢市上杉博物館）
・「雲井龍雄宛甲村休五誓詞」（米沢市上杉博物館）
・「慶応四年、雲井龍雄より伊東祐帰へ謹呈漢詩」（日南市）
・「雲井龍雄像」（米沢市上杉博物館）